夜の素振りのように

wadama552005-07-03

月末から東京にいて、ノラ・ジョーンズを聞きながら週末を振り返ってblogを書いています。

金曜は、大阪との連絡や、東京でのアポ取りなど、色々と業務が立て込んでいました。


そんな中、


開発担当社員が、新しくメンバーに加わった営業担当社員の電話応対の様子を見て、「コミュニケーションがすごくできているし、度胸がある」と評していました。


社会人になって営業部に配属された人は、その多くが飛び込み営業を経験します。そこで担当者に冷たくあしらわれて傷ついたり、失言をして恥をかいたり、中には出入り禁止になったりすることで、お客さんの心の動きを感じられるようになったり、攻めるべきときに攻める会話ができるように、度胸がついたりしていきます。


一方で、開発部や技術部に配属された人は、技術研修や業務知識から入ることが多いので、外で恥をかくような経験を積むことは余りありません。たとえ数年たって、部署移動して営業担当に移っても、そのときは今までの経験や自信がありますので、キャリアに基づいて営業手法を肉付けしていくことになります。


「野球部員が、夜にバットの素振りをするように」基礎から取り組むことや、体で覚えることは重要だと思うんです。社会人1年生と話をしていると、「社会のために貢献しようと会社に入ったのに、来る日も来る日も飛び込み営業で本当に役にたてているのか、不安」等々声を聞きます。


ある最初の一時期に限定してですが、「心をまっさらにして、余計なことは考えず業務に取り組む」ということが大事だと思うんです。営業でなくても、面接や、プロジェクトの現場にいる技術者たちにも、高いコミュニケーションスキルは必要だと思うんですね。「夜の素振りのように」体に覚えさせることを、僕は忘れずにいたいな。


ちょっと今日は説教くさかったですね。最近東京出張が増えて、寂しい思いをさせている「大阪の営業担当への応援歌」的な文章でした。最後まで読んでくださって、ありがとうございます。