100の夢を描こう!

wadama552005-08-27

エコリーグという学生時代から関わりのある団体の、一大合宿イベント8月ギャザリングに参加してきました!全国から250名を超える参加者がありました。皆若いです。18歳、高校2年生も参加されていました。ワークショップや、交流会が4泊5日で催されるのですが、今年のテーマは「自分スタイル」!


1997年夏。地球温暖化防止京都会議(通称COP3)のときに1年生だった僕は、大学の仲間5人と先輩に連れられて初めてギャザリングに参加しました。昔を思い出します。。


起業家志望の方、インターン希望の方や、環境広告を研究している方など、いろんな顔ぶれで、今後の仕事にもかかわりができるかもしれません。明け方まで語り合った皆さん、ありがとう!


参加者と熱い会話を繰り広げるなか、少し気になったことがあります。それは、多くの参加者から「やりたいことが見つからない。本当にやりたいことは何なのか?」とお話を聞いたことです。これって、大きいテーマですよね。


質問を受けました。「和田さん、なんで目標ややりたいことを決められたんですか?」


僕の場合も、最初からゴールを定めていたわけではなく、いろんなことをしているうちにそれがまるで曼荼羅のようにつながっていって、いつかのタイミングで化学反応が起こっただけのように思います。


滋賀県立大学環境科学部に入ってバイオや農業、まちづくりや法律など、分野横断でごった煮のカリキュラムをこなしたおかげで、人材紹介の仕事のときに色々な職種の方の専門的な話にもついてこれた。3期生までしかいない新設大学で、新しくプロジェクトやサークルをどんどん立ち上げられたから、リーダーシップや、モチベーションについて勉強できた。ITとの出会いも、不登校をしていた中学のときに、友人がBASICプログラムの入っていたフロッピーを持ってきたことがきっかけだ。その小学校から付き合いのある友人は今、エクスアーツのプログラマ研修の仕事を手伝ってくれている。


大学の卒業式、大学院の入学式をすっ飛ばしワタミの人事部インターンから帰ってきて、修士研究テーマに悩んで「もうだめだ」と思い大学のカウンセリングルームに通い、箱庭療法や心理テストを受けたことが、キャリアカウンセリングへの関心につながっている。


学科の枠を超えて、(生物資源管理学科だったにも関わらず)他の環境生態学科や社会計画学科の授業に出たことや、地域NPOのまちづくり活動に関わったこと。びわこ市民研究所の立ち上げ期から関わることができたことで、合意形成協会と出会ったり、そのご縁で国土交通省の仕事としてファシリテーションをすることになったり。


髪の毛を青く染めてバンドをしていなければ、音のワークショップには参加していないし、ワークショップに出会ってさえいないかもしれない。「和田君、歌うの好きでしょう」と大学の友人が紹介してくれたことがきっかけだった。その友人は後に、起業関連雑誌アントレで名古屋の日本福祉大の関連会社が「都市と農村の交流事業」起業家募集しているという情報をくれ、特別研修生として事業参加したことで、神戸の里山の立ち上げコンサルタントの仕事につながった。佐竹さんという里山のリーダーにもお会いできた。


いつか里山に、エンジニアの理想スタジオを建設したいと思っている。ボディワークや自然とのかかわりがあり健康に、楽しく、自由な発想のできるクリエイティブな仕事場。日本版ピクサーみたいな、エンジニアの理想郷。そんなことを考えるきっかけを学生時代にたくさん経験できたことが良かったと思う。


学生時代に悩んだことが、良い方向に今、活きている。悩んだおかげだ。


卒論で、研究室から交通費まで出してもらって岩手まで行ったにもかかわらず、研究テーマに悩み進まず、準備不足で泊まるところさえ見つからず、教授の知りあいのおじさんにホテルを手配してもらったこともあった。お世話になった人たちは数知れず、面倒を本当によく見ていただいた。


偶然や幸運の連続があって、今の自分がある。


えり好みせず、色々関わってきたおかげかなと思う。


23歳の春に、「目標としている起業家の方の起業年齢よりも、早く会社を興す」と決めてから、実際に目標年齢に9ヶ月先駆けて起業したことも、そんな流れの一部のように思う。


だから、学生さん、十分悩んでください!悩むと同時にいろんなところに関わってください!それがきっと、自分の力になって、大きなうねりを生むはず。


僕は、毎年元旦に、やりたいことを100個書いていて、「お洒落な服を10着買いたい」でもいいし「仲間と楽しく飲みたい」でもいい。「事業の海外進出」や「従業員300人体制にする」等事業目標も書いています。「自分のしたいことは何か?」わからないときは、道しるべになります。


今の気持ちを大事にして、順不同でいいので、100の夢を書くことを薦めたいです。毎年変わってもかまわないです。


100書くのは結構大変で、30くらいまではすらすら行きます。ちょっと視点を変えて書いて60。ここから100までが大変です。でも1年たってみて見直してみると、書いたことは大体かなっています。不思議ですね。