めずらしくヤなことが。。。

いや、今日はめずらしく疲れました(汗)
一晩寝るとイヤなことはすぐ忘れてしまうので、今のうちに書きます。


某有名企業さんのサーバルームでネットワーク設定の仕事だったのですが、朝5時集合で、終わったのが、ななんと22時。今朝は3時起きでした。20時間作業。


16℃にぴったり調整されたかなり巨大な部屋での作業。
#非常に冷えます。外は梅雨晴れで暑いくらいだったのですが。


振動音とファンの音の入り混じったサーバの「ブーン」という音が、腹の底に響く。
#11時にお弁当食べて以来、22時まで食べれなかったんでおなか減ってただけですが。


その黒々としたケースに収まったサーバ群を前に青色の作業着を着た男たちが一斉にPCを向ける。その数ざっと20台。
#男ばっかりなんですね、サーバルームって。やっぱり。
土はないのに、道路工事の現場に近い香りがします。


まるで原水爆実験場の様相を呈していました。
投下を待つ科学者のように、皆一様にモニターに目を凝らして。


でもほとんど待機だったんですよね。前から内容わかってたことなので、我慢すべきだったのですが、スケジュールと段取りを組みなおせば実質2時間ほどの作業なんです。


最後の最後でサーバの不調が判明し、終了間近からドーンと3時間半延長になったのですが、25人いるうちどう考えてもそこに必要な人員は3人ほどなんです。
でも、帰っちゃダメと言われました。


コスト、無駄な気がする。


残業代がつかない人もいれば、ただすることもなく待っているだけしかない人もいるわけなので、早く状況を理解して、開放してあげて、その分他の仕事や家族サービスをさせてあげればいいのに、ただ、待たされるんです。


日本経済に悪い影響を与えている気がする。


その会社には申し訳ないけど、社会貢献や、社員の幸せを願う社長さんなら、22人が待ちぼうけするような状態は作らないと思う。
周りとの協調性は大事と思います。
でも経済全体やモチベーションのことも考えようよ。
そのお金と時間を他の人のためにきっともっと使える。


と、めずらしく怒っていたのです。すみません、楽しい話でなくてm(__)m


で、3時間半まったく作業することなく結局「まだ1時間くらいかかるから解散にしましょう」との言葉があり、22時過ぎに解散になりました。
終電乗り過ごしたってば(-Л-)


現場の人のストレスは、ものすごいだろうなと実感しました。
いろんな会社、立場の方が共同で作業することが多いので、マネージャの意思決定が重要で、それぞれの意思疎通が非常に困難なんですね。
だから「段取り悪いナ〜」と思われてしまう。


うちの社員には余り経験してほしくない案件です。
でも多いのだろうな。相互理解のない職場。
ユーザーやベンダー、ソフトハウスが混在するオンサイト開発は特にコミュニケーション不全が多いように思います。


僕自身が現場に入るのは結構久しぶりで、土曜日だったことと先輩起業家の方からの依頼で、その方とぜひお話をしたいと強く思ってお受けしたのですが、いや、意外な収穫がありました。


「これってコミュニケーションの調整役が必要ってことか」


来週月曜に、コミュニケーションコーディネータの要件についてブレストする予定なので、良いケースを実体験できたと思っています。


トピックスですが、メモ書きを残しておきます。
○○○
コミュニケーションコーディネータの要件
・システム構築や導入現場の「場のマネジメント」をできる人が必要。
・コスト・契約・利害関係者に関する背景等、個別の知識を持つこと
・相互理解を取り付けられるように調整が出来ること
・臆せずに選択と集中を実践できる即時判断の出来る人
・説明責任を果たせる人、情報発信ができること
・ストレスを軽減するスキルを持つこと
・必要なチーム構成を考案し、合意の下に集めることができる
・コスト人員をすぐに外せる人
・総コストを減らし無駄をなくし、要所に資金を導入できること
・トップの立場で物が見れること
・「なあなあ」と「きったはった」をコントロールでき分別があること
・「トラブル対応に強い人」等、現場のキーマンを把握し、適宜協力を取り付けられること
○○○
ファシリテータースキルは必須としても、かなり分野横断的にスキルを洗い出しすることが必要かと思います。


あれれ?ゆっくり考える時間をもらえたので、結果的には今回の仕事良かったのかな。
ありがとうございました。と明日はお礼できるかな。