人格も人望も永遠に未完成、でも

wadama552007-03-10

大学の恩師の定年退職パーティーの参加のため、滋賀県草津市に行ってきました。


大学の学科長、学部長、交流センター長、農業経済学会長、生協京都事業連合理事長・・・と大学創設から現在までご活躍され、毎日授業が終わればテニスで汗を流し、大学から近くの山まで往復10kmのランニングを日課にされていて、大変アグレッシブな先生。退官されるような年齢にとても見えません。


大学生協の理事をしていた頃、赤ワインを飲みに連れていただいたことを思い出します。スピーチで先生が仰ったこと、非常に心を打ちました。


「人格も人望も、永遠に未完成な私なのに、こんなにもたくさんの方に集まっていただいて・・・ありがとうございます」


「環境問題や社会問題は、それぞれの専門家の領域を超えて学際的な共同研究が必要と感じてきたが、その実践まではなかなかいかなかった。これが大学での心残りなことです」


「2.5haの新設実験ほ場で自然農法を実践しつつ、アグリビジネスの今後と展望を考えたい」と。


笑顔が素敵で愛され力の非常に高い、K先生。そんな先生の思いとを、研究室で過ごした数年間で、一つずつ継承させてもらったのだ、ととても温かい気持ちになりました。