言葉は魔法−妹の結婚式

wadama552006-11-11

妹の結婚式のため、一路京都へ。


オルガンとフルートと歌に迎えられ、神父さんの祝福の言葉がチャペルを包み、新郎新婦を包み、そして列席者を包みます。


去年から母親が骨粗しょう症で足を悪くして、本人は「晴れの舞台だから歩く」と言っていましたが、移動は車椅子になりました。でも、そのおかげで、父親が母親の手を取って連れ添って歩く姿を見ることができました。二人とも気がつかないうちに媚びんに白髪が目立つようになってきました。父と僕が交代で車椅子を押して控え室から、チャペル、披露宴会場と移動します。


挙式、披露宴、パーティーと13時〜22時まで、盛りだくさんの結婚式。看護や福祉のボランティアで出会った新郎新婦らしく、友人が100人近く集まるパーティーでした。


友人や知人の披露宴の司会をするようになって「忌み言葉」の勉強をしました。思わず使ってしまった時は、身体にぐさりと痛みが走るような気分になります。新郎新婦や親族にとって、晴れの舞台であり、一生に一度の大イベント。司会の僕が裏方として、補佐役として、イベントを成功させたい。そんな気持ちでいつも臨んでいます。


経営に関わってから、それまで以上に自分の発する言葉を、気にするようになりました。結論から話すこと、批判や指摘してしまった時は、誉めたり、認めているというメッセージを必ず入れること。事実と感情を分けて話すこと。どの単語を使うと共通認識が持てるか、瞬間で判断すること。言葉ひとつで、人の心やモチベーションは高揚します。その一言があることで、お互いがんばろうと思える。


「言葉は魔法」その人の周りにある言葉がハッピーであれば、その人自身の人生もハッピーであるように思います。


幸せな言葉があふれ、笑顔が自然とこぼれる、そんな挙式。素敵な一日を過ごすことができました。