今回のぬかみそは陶器づくり

wadama552006-07-29

今回のぬかみそプロジェクトの舞台は京都。


NTT、IBMリクルートの各先輩方に混じり、今回からキーエンスの後輩が参加することに。ぬかみそ仲間が増えて楽しみです(笑)

車も2台になって、京都駅から出発。まずは祇園近くへ、ぶぶ漬けを食べに。その後岩倉へ移動。岩倉は父方のおばあちゃんが住んでいたところで(今は精華大になっているけれど)すごく懐かしい気持ちです。


岩倉の坂道を登り、陶器づくりができる晋六陶芸館に到着。


晋六陶芸館 http://www.shinroku.com/about_us.html


写真は、僕が作ったビアグラスです。小学生以来の陶芸(たぶん)なので、すごく久しぶりでした。やってみて実感ですが、陶芸って力仕事なんですね・・・筋肉痛。


釉薬の色を決めて、制作終了。休憩中に先生とお話をしていて伝統工芸について色々考えさせられることがありました。「日本の持っていたクリエイティビティを守る」ということ。


ペリカン急須は、辻晋六さんが「お茶っ葉が目詰まりしない急須を作ってほしい」というお店の要望で考案した、ペリカンの口のように注ぐところが広がっている非常に愛らしい姿をした急須です。
他で流通しているものとは異なり、注ぎ口の穴が200ほどあるのですが、すべて竹串で手作業で開けているとのことで、職人の技を感じます(外側は穴が大きく、内側は穴が小さくなるように開け方にも工夫があるようで、ものすごい集中力がいるそうです)1日に8個つくるのが精一杯。そんな貴重な急須があるなんて、工場のラインでできる1個1000円の急須とは違ってなんだか風情があります。


辻 晋六さんについて http://www.kyoyaki.net/ceramist-tsujishinroku.html


京都は、かなり前から野焼き等で煙を出すことが条例で禁じられていて、火の出る窯を置くことは許されません。防災のためとはいえ、昔ながらの風景を亡くしていくことに少しもったいない気持ちになりました。


日本の古くからのものに触れるのっていいなと思った休日でした。